女将だより

感謝の気持ち

  • 女将だより

残暑お見舞い申し上げます。
ようやく暑さが和らいで参りましたが、思いもせぬ大雨で、また被害がでております。
九州地区の皆様には、甚大な被害がでました事、心よりお見舞い申し上げます。

さて、今年のお盆にお越しくださいましたお客様で忘れられない出来事がございました。
ご家族でお越しくださいました80を過ぎられました女性のお客様が、お食事中に何度となく、こんな景色の良いお部屋で美味しい御馳走を頂き、感謝感謝ですと、お話しでした。
有難いねーと、呟いておられました。

そのご婦人がお帰り際に、一緒に来てるのは、娘婿と、孫です。
娘は7年ほど前に亡くしましたが、娘婿と、孫がこんなに大事にしてくれて本当に幸せです。と、何とも言えない穏やかな笑顔で仰いました。

私は、しばし言葉に詰まりました。
我が子を先に見送るほど、この世で辛い事はないでしょうに、その悲しみを超えて、こんなにもわが身の事を幸せで、有難いとお話しされる、お客様に心より敬服致しました。

ついつい日々の何でもない事を愚痴る、自分自身が恥ずかしくなりました。

毎日感謝の気持ちで過ごす、簡単そうではありますが、やはり難しい事です。
改めて、まだまだ精進が足らないと痛感しました。

たくさんのお客様にお出会いさせて頂き、そして皆様からたくさんの事を気付かせて頂きます、本当に有難いお仕事をさせて頂いておりますことに感謝でございます。

トップページ
ページトップへ